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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 八 : [やつ] (num) eight ・ 世 : [よ, せい] 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation
『ヘンリー八世』(ヘンリーはっせい、''The Famous History of the Life of King Henry the Eighth'')は、イングランド王ヘンリー八世の生涯を描いたウィリアム・シェイクスピア作の歴史劇。 『ヘンリー八世』という題名は1623年の「ファースト・フォリオ」で初めて使われたもので、発表当時の文献には『すべて真実』(''All is True'')とある。文体から、シェイクスピアの単独執筆作品ではなく、後継者のジョン・フレッチャーが共作したか、あるいは改訂した可能性が指摘されている。その構成には「後期ロマンス劇」の特徴がいくつか見られる。 1613年、『ヘンリー八世』を上演中のグローブ座が全焼した。特殊効果として使用した大砲の弾が劇場の草葺きの屋根に火をつけたためだった。 ==材源== シェイクスピアの歴史劇でいつも使われるラファエル・ホリンシェッド(Raphael Holinshed)の『年代記(Chronicles)』の他に、ジョン・フォックス(John Foxe)の『殉教者列伝(Foxe's Book of Martyrs)』、ジョン・ストウ(John Stow)の『Summary of English Chronicles』、ジョン・スピード(John Speed)の『History of Great Britain』が二次的に使われている。ヘンリー八世に関する戯曲を書くというアイディアは(シェイクスピアは10年近く歴史劇を書いていなかった)、1613年のヘンリー八世を扱ったサミュエル・ロウリー(Samuel Rowley)の劇『見ればおわかり(When You See Me You Know Me)』の第2四折版の出版がきっかけかも知れない〔Geoffrey Bullough, ''Narrative and Dramatic Sources of Shakespeare'', Vol. 4; New York, Columbia University Press, 1962; pp. 435-51.〕(逆に、シェイクスピアの『ヘンリー八世』の不評がロウリーの本の再版の原因になったという指摘もある〔E. K. Chambers, ''The Elizabethan Stage,'' 4 Volumes, Oxford, Clarendon Press, 1923; Vol. 3, p. 472.〕)。 シェイクスピアは劇的な目的と入り組んだ素材を感情の流れに沿って見られるようにするために、『ヘンリー八世』を歴史通りには描いていない〔G. Blakemore Evans, general editor, ''The Riverside Shakespeare'', Boston, Houghton Mifflin, 1974; p. 977.〕 。20年間におよぶ事件を圧縮したのみならず、順番も入れ替えた。『ヘンリー八世』では、バッキンガム公に対する大逆罪の裁判は誤りかつ冤罪であったことを暗に指し示しているが、はっきりとは言っていない。同様に、他の微妙な問題についても曖昧な姿勢を取っている。たとえば、アン・ブーリンの不名誉と斬首については慎重に避け、ヘンリー八世の以後の4人の妻たちのことについてもまったく触れていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘンリー八世 (シェイクスピア)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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